熱力学忘備録①
大学で学んだ事のおさらい。自分でわかる用に言い回しを超簡潔にしている為、専門家が見たら怒る事間違いなし。
熱力学:熱を機械仕事へ変換する為の学問として発達。
熱力学第0法則:熱は平衡になるまで(温度差が無くなるまで)その移動が続く。
熱力学の第1法則:=エネルギー保存則。熱はエネルギーとして扱われ、移動や変換はされるが急に消滅したりはしない。
熱力学の第2法則:
内部エネルギー
物質を構成する粒子の微視的エネルギー。熱力学で言うと気体分子の運動エネルギー(並進運動や、分子自体が回転するエネルギー)。気体だけで考えると、内部エネルギーが上がれば温度もあがる。液体が気体へと変化する場合は別。液体から気体へと変わっていく間内部エネルギーは上昇し続けるが、温度は変わらない。
質点系の内部エネルギー
例えば、見えない立方体の空間があって(これを系として)N個の粒子がこの立方体の内部を飛び回っているとする。粒子は系から出たり、別の粒子が系に入って来る事はない。
直交座標系において、各粒子の位置ベクトルと速度ベクトルを、(i=1,2,…N)とする。
系全体の質量と、系そのものの重心は、
と表される。更に、重心の移動速度を
とし、重心に対する各粒子の相対位置ベクトル、相対速度ベクトルをそれぞれとすると、
となる。系の保有する全運動エネルギーは
最後の項はゼロになるから結局
第1項が系の巨視的な運動エネルギー、第2項が内部エネルギー。もう一回確認すると、内部エネルギーは物質(または系?)を構成する粒子の微視的エネルギー。
以下イメージ。